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なぜ乳がんサバイバーさんにブラジャーを作ったのか

こんにちは。
乳がんでも美しさを諦めない勝負下着/ラネイジュの竹内香織です。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

大変お久しぶりの投稿になってしまい申し訳ございません💧

 

実は9月より、起業についてのノウハウを学び始めました。

「え?ラネイジュっていつオープンだったっけ?」

ですよねぇ😅 実はラネイジュのオープンは2020年の2月。すでに設立3年目に突入しております。

 

 

思えばオープンして2年半、沢山のお客様と繋がれた反面、様々なしくじりがありました。

 

 

オープン当初は、さまざまな方々の反応に全て耳を傾けた結果、「もうやめよう・・・そもそも乳がんご治療中で今まさに頑張っていらっしゃる方々に、”乳がんでも美しさを諦めない勝負下着”。。。ワイヤーブラジャーなんて不謹慎だろう・・・」そんなことを思って落ち込むこともしばしば。 オープンと同時に四苦八苦してはじめたSNSは、私の癒しの場・お客様と繋がれる場・そしてお困りの方を応援できる喜びの場であると共に、時々開くことすらためらわれるような恐ろしい場でもありました。

 

 

ですがそれ、ただ私の気持ちのブレがそうさせていたのですよね。

 

 

起業塾で学び始めて、当初なぜ私が経験不足にもかかわらず乳がんサバイバーの下着をデザインし、ラネイジュをオープンさせるに至ったのか改めて思い起こすことができ、自分の気持ちのブレに気づくことができました。

 

実は私、14年前に悪性葉状腫瘍に罹患した時、入院初日に渡された乳がん患者のためのお助けグッズのカタログの中の下着のカタログを見て、

「38歳の私が左胸を諦めて、これからが再スタート!と思って生きていくためのブラがこれなの!?💢」

と、怒りで取り乱してカタログをピシャッと壁に投げつけてオイオイ声をあげて大泣きした経験を持っています。

 

 

思えばこれが、その10年後に大切な親友が炎症性乳がんに罹患した時に「乳がんの方がその後の人生を生きていくために美しい下着がないのであれば私が作ろう!」と思ったきっかけでした。

 

 

「は!?(°_°)」

 

 

と思われた方、はい・・・わかりますよ。 アホでしょ〜?私も冷静に考えたら単細胞でアホだなぁって思います。
そして冷静に考えていて、気づいたのです。

 

 

乳がんサバイバーさん全員が私の作る下着を望んでいるわけではない。全ての人に美しさにこだわってこの先の人生を生きていって欲しいと願うのは私の独りよがりでしかない。

 

 

そうなんです。これです。

私はSNSで繋がった方々みなさん全員に、これだけ治療で苦しんで頑張っていらしたのだから、その後の人生は胸を張って美しく生きていっていただきたい!これを正義だと思っていたわけです。

 

が、

「それはどーでもいい!私が望む未来はそこじゃないのよ竹内さん!」

 

という方ももちろん沢山いらっしゃるのです。というか、そっちの方が多いわけなのです。
はぁ・・・ここに気づくまでに2年半・・・長かった💦
私みたいにちょっとだけ(ちょっとか???)頭の回転の遅い起業者は、もっと早くプロに学ぶべきですよね。(でもスタートも遅いw)

 

 

そうなんです。ここでようやく今日の表題の答えなのですが

 

 

私は、私と同じように術後に病院等で薦められたブラジャーに絶望感を感じ、このホールド感のなさすぎるケアブラジャーをつけた上にお洋服を着るの??? 今まで下着にこだわってしっかりボディメイクをしていた私が??? 残っている胸・・・下がるでしょ!???

と悔しい思いをされている乳がんサバイバーさんに対して、ラネイジュのブラジャーを手にとっていただき、そして辛い乳がん治療のその後の長い人生を、女性としてさらに美しく、胸を張って生きていっていただきたいのです。

それがもしこの日本の乳がんサバイバーさんのほんの一握りの方々であったとしても、私はその一握り方々にこの思いをお伝えし、選択肢の一つとして想いを込めて作り上げたラネイジュのケアブラジャーをお薦めすればいいのですよね。

 

 

自分がどんな思いでラネイジュを設立したのか、学び始めてようやく思い出すことができ、ブレブレだった自分に気づくことができました。
向かう道が、2年半経過してようやく見えてきたような気持ちです。(いや、時間かかりすぎ〜😅)

 

現在、もっともっと乳がん術後のブラジャーにお悩みのブラジャー難民さんと繋がることができるように、LINE公式アカウントを作成中です。整いましたらご連絡いたしますので、よろしければ登録をしてみてくださいね💕

 

 

あらやだ・・・長くなってしまいました。ここまでお読みいただきありがとうございます。
ここで私から乳がん術後のブラジャーにお困りの肩だけでなく、全ての乳がんサバイバーさんにお伝えしたいことがございます。

 

 

「乳がん治療を経て、これからを美しく、術前と同じようにお洒落をして生きたい!」

「これからは食事や運動をして、ヘルシーで元気にいろいろなことにチャレンジしたい!」

「美味しいお酒と美味しいお料理と、世の中にある美味しいものをいただきたい!」

「子供たちの成長を見届ける!老後は夫と世界中を旅するんだ!」

「これから仕事をばりばりして一生現役で過ごす!」etc.etc…

 

 

私と繋がってくださった方々は、どうぞ自分の望む未来をご自分で選択肢、創り上げてください。
私たちは少なくとも、「私、死んでしまうかも?来年はもうこの世にいないかも・・・」という経験を経て今があります。そしてSNSで繋がった乳がんサバイバー仲間が再発したり、お亡くなりになったりという情報も日々目にしている方も多いと思います。

 

だからこそ、どうか
乳がんだから〇〇できない。胸が無いからこれは無理。
そんな風に自分の未来の間口をご自分で狭くしてしまわないでいただきたいのです。

 

 

乳がんご経験者の方々には、術後検診がついてまわります。
これは欠かすことのできない生命線です。けれど、だからといって四六時中「乳がんな私」でなくても良いと思うのです。

 

治療を頑張ったあなたの未来が、”誰かから言われたからこうする”未来ではなく、あなた色の未来でありますように。

 

 

ラネイジュは「身に纏えばより美しく、より若々しいシルエットで
ブラストケアを忘れてしまうブラジャー」を乳がんをご経験された全ての女性にお届けするため
皆様からご意見・ご相談も随時承っております。

オンラインでのお問い合わせもご遠慮なくご相談ください。

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