こんにちは。
乳がんでも美しさを諦めない勝負下着、ラネイジュの竹内香織です。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

 

 

 

最近、親しい友人のお母様が「トリプルネガティブ乳がん」と診断されたという知らせを受けました。

私自身も乳がんサバイバーとして、また、ラネイジュを立ち上げるきっかけとなった親友ゆきちゃんの乳がん罹患の時にその言葉を初めて聞き、言葉の響きに最初は強いショックを覚えたことがあります。

 

 

 

 

「トリプル」「ネガティブ」
——まるで「とても悪い状態」「希望がない」と言われているように感じてしまう方もいるかもしれません。
私はゆきちゃんからこの言葉を聞いた時

「”トリプル”で”ネガティブ”って。。。その傷に塩を塗り込むようなネーミングセンスの悪さはどこからきたの！？本当に頭にくる！」

と、ショックを通り越して怒りを覚えた一人です。

 

 

 

 

 

でも、調べてみたらこの名前、単に

「エストロゲン受容体」「プロゲステロン受容体」「HER2」という三つのマーカーが陰性であることを医学的に示したものです。

決して「もう治らない」「絶望的」という意味ではないのです。

 

 

 

 

 

実際、近年の医療の進歩により、トリプルネガティブ乳がんに対しても様々な新しい治療法が開発されています。従来の化学療法に加え、

🌿 免疫療法（アテゾリズマブなど）

🌿PARP阻害剤（BRCA遺伝子変異がある場合）

🌿 抗体薬物複合体（ADC）の研究・導入

といった選択肢が増え、治療成績の向上が期待されています。

 

 

 

 

 

月に一度、がんに罹患した方々を集めての街かど保健室〜つむぎ〜にお越しくださっている方の中にも、トリプルネガティブ乳がんの方はいらっしゃいます。私の親友、ゆきちゃんもその一人。

🌸「診断されたときはもう数年後には死んでいるのかと絶望したけど、主治医の先生が『治療はあります』と力強く言ってくれて、前向きになれたよ。」

🌸「治療が大変な時期もありましたが、今こうして元気に過ごしている。仲間や家族の支えがあったから頑張れた。」

実際に罹患して一通りの治療が終わった方々からは、こんな言葉を聞くことができます。

 

 

 

 

 

確かに、一概に同じ「トリプルネガティブ乳がん」であっても、人によってステージは違いますし、もともともっている遺伝子も違えば、環境も年齢もさまざま。トリプルネガティブに限らず、乳がんと言う病気は「大丈夫だよ」と無責任に言うことはできません。

ただ
「トリプルネガティブ乳がん」という名前だけで気持ちが押しつぶされそうになっている方がいたら、声を大にして伝えたいのです。

この、なんだかすごくマイナスイメージのある病名に、どうか惑わされないでください。
一緒に前を向いていきましょう！私たちは一人ではありません。
サバイバーの仲間として、そして希望を信じる者として、心から応援しています。

 

 

 

 

 

ここでお伝えしたことは、私自身の経験や、信頼できる情報をもとにまとめたものです。治療については必ず信頼できる医療者に相談してくださいね。

「治療法は進んでいる」「希望はある」——このメッセージを、これからも広めていきたいです。
お友達のお母様、そして同じようにこの言葉に心を痛めているすべての方々へ。
希望を胸に、一緒に進んでいきましょう。

 

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。