一人で仕事をしている私が乳がんで入院|手術前に考えた「仕事を休む」ということ
年齢や様々なコンプレックスに左右されず、美しく生きる方のためのランジェリーショップ
ラネイジュの竹内香織です。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

二度目の乳がん手術を控え、入院準備を一つずつ進めていた下着屋57歳。
保険の書類。
歯科検診。
入院中の履き物。
薬の確認。
持ち物の準備。
そして、ふと気づきました。
あ、仕事どうしよう?
私は、ランジェリーショップ「Laneige.(ラネイジュ)」
商品企画も。
メーカーとのやり取りも。
お客様からのお問い合わせも。
ご注文の確認も。
梱包も。
発送も。
Instagramも。
ブログも。
LINE公式も。
メルマガも。
つまり、私が2週間ほど入院すると――
Laneige.の営業機能も、ほぼ丸ごと止まります😶
さて、どうする?
今回は、
「仕事を休む」ということについて
書いてみたいと思います。
🌿 最初は「入院する直前まで仕事をしよう」と思っていました
最初の私は、
「入院する前日くらいまで発送できるかな。」
と思っていました。
そして入院してからも、
スマホはある。
パソコンも持っていける。
病室からお問い合わせには返信できるかもしれない。
ブログだって書けるかもしれない。
そんなふうに考えていました。
でも、ある時ふと思ったんです。
今回、私は乳房全摘と乳房再建の手術を受けます。
術後、どのくらい痛いのか。
どのくらい身体を動かせるのか。
どのくらい疲れるのか。
腕はどのくらい動くのか。
その時の私には、まだ分かりません。
それなのに、
元気な今の私が、術後の私に勝手に仕事を割り振るのは、
そう思いました。
🌿 一番難しかったのは「仕事を休む」と決めることでした
入院準備には、
買えば済むものもあります。
書けば終わる書類もあります。
予約して行けば終わる検査もあります。
でも、
私にとって意外と難しかったのが、
「仕事を休む」と自分で決めることでした。
私はLaneige.の仕事が好きです。
今でもご注文をいただくたびに、
毎回フワフワするほど嬉しい。
「あ、この方がこの小さなLaneige.を見つけてくださったんだ。」
そう思いながら、一つずつ商品を包んでいます。
だから、
発送を止める。
仕事を止める。
お客様に待っていただく。
それを決めることには、正直かなり迷いました。
でも。
無理をして回復が遅れたら、
結果的にもっと長くLaneige.
だったら今は、
きちんと休むことも仕事の一つ。
そう考えることにしました。
🌿 乳がんを公表するか、1ヶ月近く悩みました
そしてもう一つ、悩んだことがありました。
今回の乳がんを、
どこまで皆様にお伝えするかということです。
私は、自分の病気で同情を集めたいわけではありません。
必要以上に大きな出来事として発信したいわけでもありませんでし
ですから、
乳がんと分かってから、
公表するかどうかは1ヶ月近く悩みに悩みました。
ただ、Laneige.は私一人で運営しています。
私が入院すれば、
発送を一定期間止めなければなりません。
いつもご利用くださっているお客様に、
何の説明もないままお待たせするわけにはいかない。
さらに、9月は乳がんサバイバーさん向けのイベントがたくさんあり
関係者にご迷惑をおかけするかもしれない。
諸々を踏まえ悩んだ結果、
今回、二度目の乳がんであることと、
手術・入院のため発送業務をお休みすることをお伝えしました。
🌿 公表して気づいた「一人でやっているけれど、一人ではなかった」
公表するまでは、
正直、とても緊張しました。
でも、
お知らせしたあと
お客様。
友人。
仕事でご一緒している方々。
乳がんを経験された方。
ブログを読んでくださっている方。
本当にたくさんの方から、言葉をいただきました。
「待っています。」
「ゆっくり治してきてください。」
「元気になって戻ってきてください。」
そして、
「少し休んだって、Laneige.は逃げませんよ。」
そんな言葉までいただきました。
その時、
私は改めて思いました。
私は一人で仕事をしているけれど、
一人でLaneige.を続けてきたわけではなかったんだな。
商品を選んでくださる方がいる。
読んでくださる方がいる。
応援してくださる方がいる。
待ってくださる方がいる。
一人で運営している小さな店だからこそ、
「自分が止まったら、全部止まる。」
そう思っていました。
でも、
少し違ったのかもしれません。
私が少し立ち止まっても、
待っていてくださる人がいる。
それを知れたことは、
手術前の私にとって、とても大きなことでした。
🌿「休むこと」と「諦めること」は違う
以前の私だったら、
仕事を休むことに、
もっと罪悪感を持っていたかもしれません。
止まったらダメ。
迷惑をかけたらダメ。
自分が頑張らなければ。
自分さえ頑張れば。
そんなふうに思っていたと思います。
でも今回は、
少し違います。
私は、
Laneige.をやめるために休むのではありません。
これからもLaneige.を続けていくために休みます。
身体が元気になったら、
また商品を届けたい。
またお客様とお話ししたい。
また新しいランジェリーを作りたい。
そして、
今回、自分自身が乳房全摘と再建を経験することで知ったことも、
いつかLaneige.を通して、
必要としてくださる女性へ返していきたいと思っています。
そのためにも、
今の私がやるべきことは、
無理をして仕事を続けることではなく、
まず手術を受けて、
身体を回復させること。
それが、
今回私が自分のために決めた、
一番大切な仕事です。
🌿 入院中は「できたらやる」くらいで
とはいえ。
私はたぶん、
元気になってくると、
何かしたくなると思います。
ブログを書きたくなるかもしれない。
Instagramを見たくなるかもしれない。
仕事のアイデアを思いついて、
メモしたくなるかもしれない。
その時は、
身体と相談しながらやればいい。
でも、
できなければやらない。
パソコンを持っていって、
一度も開かなかったとしてもいい。
ブログを書けない日があってもいい。
入院中の一番大切な仕事は、
元気になって帰ってくること。
そしてまた、
Laneige.から
「これでいい」ではなく、
「これがいい」
と思えるランジェリーをお届けすること。
そのための、
少し長めのお休みです。
ということで、
「入院前ってこんなに大変だったっけ?」
第5話は、
「あ、仕事どうしよう?」
のお話でした。
一人で仕事をしていると、
「自分が休んだらどうなるんだろう。」
という不安は、どうしてもあります。
でも今回、
休むことは止めることではなく、
続けるために必要な時間になることもある。
私はそう思えるようになりました。
そして次に待っていたのは――
薬の確認。
手術前には、
普段飲んでいる薬やサプリメントなどについて、
医療者への確認が必要になることがあります。
私も病院からの指示で一部の服用を一時中止することになったので
そこで、
あいつが帰ってきました。
ホットフラッシュです😂🔥
第6話では、
服薬中止によってホットフラッシュが再来した私の、
暑い暑い入院前のお話を書きます。
▶️ 第6話「乳がん手術前の薬の確認|
※手術前に中止・継続する薬は、薬の種類や治療内容、
乳がん手術をこれから受ける方や、
乳がんをご経験された全ての女性にお届けするため皆様からご意見・ご相談も随時承っております。オンラインでのお問い合わせもご遠慮なくご相談ください。
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